2026年2月、探究学習の成果を発表する全国大会「QUEST CUP 2026」が開催されました。
全国の中高生が一年間かけて取り組んできた探究活動の成果を発表する大会で、社会課題や企業の課題に対して、生徒たちが自ら考えたアイデアや提案を披露します。
最終日の2月27日、立教大学池袋キャンパスで開催された会場に参加しました。
会場には全国から集まった生徒や関係者が集まり、発表が行われる教室やホールでは、各チームのプレゼンテーションに多くの人が耳を傾けていました。
正解のない問いに向き合う探究学習

QUEST CUPは、探究学習プログラム「クエストエデュケーション」に参加する中高生が企業や社会が抱える課題について自ら問いを立て、調査や議論を重ねながら解決策を考える学習の成果を発表する場です。
大会では、「企業探究」「起業家」「社会課題探究」「地域探究」「進路探究」など複数の部門に分かれて発表が行われました。
生徒たちは自分たちで調べたデータや分析結果をもとに、課題の背景や解決策をプレゼンテーション形式で発表します。
発表では、身近な課題から社会全体に関わるテーマまで幅広い内容が扱われており、生徒たちの多角的な視点や主体的な学びの成果が感じられました。
会場に広がる熱気と活発な交流

当日の会場は非常に活気があり、発表が終わるたびに大きな拍手が起こるなど、温かい雰囲気に包まれていました。
各発表会場では生徒たちが堂々と自分たちの考えを発表し、それを聞く観客や審査員が真剣に耳を傾けている姿が印象的でした。
また、発表の合間には参加者同士が感想を伝え合ったり、意見交換をしたりする場面も。
チームごとの活動を紹介するブースなどもあり、生徒たちが互いの取り組みについて交流する様子が見られました。
大会全体を通して、生徒同士が刺激を受け合いながら学びを深めている様子が感じられ、単なる発表の場にとどまらない学びの場となっていました。
印象に残った生徒たちの発表

発表の中で特に印象的だったのは、社会課題を自分ごととして捉え、具体的な解決策まで考えている点でした。
あるチームは身近な生活の中で感じた不便さを出発点に、社会の仕組みやサービスの改善につながるアイデアを提案していました。
また、別のチームでは企業が抱える課題について徹底的に調査し、若い世代ならではの視点から新しい商品やサービスの企画を提案していました。
データ分析やユーザー視点を取り入れた発表も多く、プレゼンテーションの完成度の高さにも驚かされました。
生徒たちの柔軟な発想や主体的な姿勢からは、これからの社会を担う世代の可能性を強く感じました。
各部門でグランプリが決定!

大会では、各部門ごとに優れた発表を行ったチームが表彰されました。
企業探究部門「コーポレートアクセス」では、京都市立西京高等学校附属中学校のチーム「ちーむはなまる」がEグループのグランプリを受賞しました。
また、Qグループでは関西創価中学校のチーム「紗麗望仁組」がグランプリに選ばれました。
そのほかの部門でも起業や地域活性化、社会課題の解決などをテーマにした多くの発表が評価され、各賞が決定しました。
未来の社会を担う世代の力を感じた大会

今回のQUEST CUPでは、生徒たちが社会課題に真剣に向き合い、自分たちの考えを形にして発信する姿を見ることができました。
会場で発表を聞きながら、若い世代の柔軟な発想や主体性の高さに大きな可能性を感じました。
知識を覚えるだけではなく、自ら問いを立てて考え続ける力を育てる探究学習。
今回の大会は、その価値と今後の教育の可能性を改めて実感できる機会となりました。

