実は多くの人が悩んでいる!?ワキ汗・多汗症 疾患の現状とは。啓発セミナーのレポート

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科研製薬は4月4日(火)、NPO法人多汗症サポートグループと共同で『ワキ汗・多汗症疾患啓発セミナー「親子で語ろう!“多汗“な悩み」』を都内で開催。同セミナーでは、これまでに多くの多汗症患者を診察してきた「池袋西口ふくろう皮膚科クリニック」の藤本智子院長が「ワキの多汗症」、「親子の認識ギャップ調査」について解説、最新の治療法が紹介されしました。

約3割の親は子供がワキ汗に悩んでいても気付けていない?


日常生活に困るほどワキ汗が大量に生じてしまう疾患が、ワキの多汗症である「多汗症」です。科研製薬が以前実施した調査では、ワキ汗の症状を意識し始めた時期が「中高生」という回答が最も多く4割以上を占めていることがわかりました。

さらにその調査結果によると、中高生の患者が多汗症状について「かなり悩んでいる」「悩んでいる」と回答した割合が90.7%だったのに対し、「子供が悩んでいると思う」と回答した母親は65.6%という結果に。ワキの多汗症に悩んでいる子供に気付いていない親が約3割いることが判明しました。

病気については決して一人で悩まず、まずは母親など身近な家族に相談し、医療機関での治療を検討するという選択肢を持つことが大切です。

保険治療ができることを知ってもらおう


セミナーの後半では、中高生患者代表として17歳の女子高生山形想さんと母親の淑恵さん、「NPO法人多汗症サポートグループ」代表理事の黒澤希さんが加わり、座談会形式で経験談を語りました。

座談会では、藤本院長から「腋窩多汗症はまだまだ認知が低く、皮膚科で保険治療ができることもあまり知られてない」と説明されるシーンも。

それぞれの立場から多汗症の悩みや治療時のエピソードが語られる中で、登壇者へ病院への受診について問われると、想さんは「まずは保険治療ができるという知識が中高生の間に広がれば、費用面での心配は少なくなるかと思います。自分がどれだけ困っているか勇気を出して打ち明けることも必要だと思います。」と話しました。

それに対し母親の淑恵さんは「子供が大きくなり、思春期になってくると、コミュニケーションを取る時間が減ってきてしまうと思います。その中でも親は常に一番身近な存在だと思います。少しでも子供の悩みに気づき、勉強や生活などで本来持っているパフォーマンスを出せるような環境を作ってあげることが大事だと思います。」と述べました。

今回の患者意識調査は2020年11月からスタートしている科研製薬の疾患啓発プロジェクト「相談しませんか。“ワキ汗” のコト」の一環で実施されました。今後も腋窩多汗症(ワキ汗)についての広い認知と、悩む人が相談しやすく適切な治療を受けられる環境を目指すそうです。

「ワキ汗治療ナビ」による病院検索、および科研製薬公式YouTubeチャンネルも開設されています。お悩みのある方はぜひ動画を視聴してみてはいかがでしょうか。

<プレスセミナー概要>
名称: 「ワキ汗・多汗症 疾患啓発セミナー2023」親子で語ろう!“多汗“な悩み
開催日時:2023年4月4日(火)14:30~15:45
主催: 科研製薬株式会社
登壇者:池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 院長 藤本智子先生
NPO法人多汗症サポートグループ 代表理事 黒澤希さん 山形想さん・山形淑恵さん
サポートサイト「ワキ汗治療ナビ」:https://wakiase-navi.jp/

「ワキ汗治療ナビ」